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Case study導入事例

宿泊施設

  • 03-華水亭30詳細
  • 皆生グランドホテル天水/華水亭

 湯自慢、眺望絶佳のたたずまい

「皆で生きる」と書いて皆生(かいけ)。国立公園大山を仰ぎみながら、日本海に寄り添う絶好のロケーションに山陰屈指、米子の奥座敷、皆生温泉があります。名が表す通り、こんこんと湧き出た湯が心と身体を解きほぐし、健康と美容、そして長寿にあやかれる、命の喜びを詠う温泉郷です。
和のやすらぎとホテルの洋とが、巧みに調和した、モダン和風の趣あふれる皆生グランドホテル天水。片や、皆生温泉の中でも最大級の規模を誇り、木の温もりと贅極まるおもてなしで旅人を迎える華水亭。両ホテル施設部長の野本節雄さんのお話によると、「大海を眺望する両施設は、独自で掘り当てた自家源泉『宝生の泉』を所有し、源泉78~82℃、毎分300リットルの湯量を誇ります」とのこと。
また、料理も海の幸、里の幸など味わい格別、盛りだくさん。なのに、この値段!と感動もの。プランに応じて豪華多彩です。朝のバイキングも充実。ゆったりのんびり、くつろぎさまざまに旅の疲れを癒します。

温泉施設の大課題“湯の花問題”

つねに快適で質高い温泉施設を維持し、お客様に提供するために避けて通れない問題として“湯の花”があります。
「どの温泉施設にとっても、湯の花の管への付着は、深刻な問題。私たちも同じです」泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉、弱アルカリ。湯の花の成分は酸化カルシウムなどのミネラル分を多く含んだ温泉の栄養分とはいえ、付着すると管が詰まり、湯の出に悪影響を与えるそうです。
「業者さんに定期的に依頼する高圧洗浄も配管距離で150m、そのため温泉ラインのメンテナンスには高額な経費が伴います」
“湯の花”の名と、描くイメージに、思わず旅情緒を誘われますが、温泉施設関係者にとっては正面向いて真摯に取り組むべき、急務の課題でもあるのです。

2施設の温泉ラインに導入

そこで「試験的に天水にビッグポールを導入してみました」状況が変わったのは「耐熱対応用のビッグポールに切り替えてから」だといいます。
「80℃の湯を通していますが、通常タイプとは違って、管のジョイント部にクリーム状の水滴が付き、今までとはなにか違う」と気づいたそうです。
「高圧洗浄後にジョイント部を外してみると、なかなか取り除けなかった固い付着物が3ヶ月ほどで柔らかくなっていました」
とくに管の立ち上がりのエルボ部分に溜まりやすく、やっかいということでしたが「バイパスを作って勢いよくポンプで湯を送り込むと、付着した汚れが取れてしまいました」
こうした結果に基づいて「耐熱対応用ビッグポールの導入が、業者さんへの依託作業を無くし、コストの半減につながるとの経営判断にいたりました」
一年後には「湯賓館(華水亭新館)のラインにも、さらに一基ビッグポールを取り付けました。管の清掃は、3~5年に一度くらい行わなければいけないのが通常ですから、とてもうれしい結果になりました」併せて「当社の社長宅でもダイポールを使用しております」とも。公私に渡り、ご評価・ご満足の声をいただきました。

風光明媚、日本海と新鮮な魚や中国産地の山菜、地物の野菜料理を心ゆくまで堪能できる皆生温泉の旅。
くつろぎの源、温泉への心配りある両宿で、雄大な海を眺めながら湯に浸るひととき。
しばし日常を離れ、心身の解放区へ。ご家族や友人・仲間を誘って出かけてみてはいかがでしょう。

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